《僕と新日本プロレスと》新日本プロレスのブログ

主に80年代、90年代の新日本プロレスのアングル、名言を書いたブログです。

1995.10.9 武藤敬司 VS 高田延彦《Uの遺伝子 4の字に死す》

80年代から90年代の新日本プロレスは、色々と面白いアングル・名勝負がありました。
僕の見た名勝負や印象に残った新日本プロレスのアングルやイベントについて書いていきたいと思います。
皆さんの新日本プロレス名勝負はどの試合だと思いますか?

宜しければ、コメント欄に記載お願いします。

今日はみなさんが、名勝負に必ずあげている伝説の10.9武藤・高田戦を書いていきたいと思います。

激突!!新日本プロレスUWFインターナショナル全面戦争 1995年10月9日 東京ドーム IWGPヘビー級選手権試合 武藤敬司 VS 高田延彦

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長州と安生の抗争(有名なキレちゃいないよ事件)があって(笑)、最後は武藤敬司が、格闘技路線の高田延彦をプロレスの最も古典的な技である足4の字固めでギブアップを奪うという、とんでもない結末でした。

当時はまだ格闘技とか、プロレスとかの境があやふやで、この試合は、今見るとプロレスなのですが、当時はそういったイデオロギーの戦いでもありました。

結末としては、格闘技(打撃や関節技)よりもプロレスの方が強いんだということを世間に知らしめたかった試合だったと思います。
結果は、色々な意味で、新日本プロレスの大勝利に終わったのですが、当時、猪木が解説の中で、「俺の気持ちを分かってくれるのはやっぱり長州だけだ」と言っていたのが、印象に残っています。

今みたいにネットもなかったので、この試合の結果は、電話サービスの様なもので、確認した記憶があります。

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握手からはじまり、興奮はこの大会の頂点に達します。
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当時は、ザ・プロレスでもある武藤敬司を応援していました。キングオブスポーツである新日本プロレスが最強だと信じていました。

そして、このドラゴンスクリューから、試合は動きます。
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足を負傷した!?高田延彦
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ここから、足4の字固めとドラゴンスクリュー地獄がはじまります。
たまらずギブアップする高田延彦
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スリーカウントや不透明決着などではなく、足4の字固めというプロレスの古典的な技で勝つというブックが、最高に素晴らしかったと思います。
この結末であるがゆえ、名勝負として、語り継がれることになったのではないでしょうか。
また、その演者が、プロレスの天才武藤敬司と当時のU最強戦士高田延彦であったこと。これも大きいと思います。絵になってました。

最後の「前田が泣いてるぞ」もこの演出には最強でした。

この後、Uの形は、プロレス界から消えていくことになります。

この試合の勝者にも敗者にも私は敬意を払いたいと思います。

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この試合は新日本プロレスワールドで観ることが出来ます。
昭和プロレスファンの方は、登録して見てみてはどうでしょうか。